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蕎麦は、日本人なら知らない人は居ないほど、生活に密着した伝統食品ですが、そんなに慣れ親しまれている蕎麦ですが、その本当の実力が正しく理解されているか?と考えると、とても理解などと云うものからは程遠い状態であると、思うようになりました。 と云うのも、私も以前は蕎麦通を自任していた者の一人であり、何処の蕎麦がどうのこうのと食べ歩いたものでしたが、実際に自分で蕎麦を打つようになり、多少はソバ(植物としてのソバを言う時はカタカナで書く事が多いようです)や材料、料理としての蕎麦を勉強してみると、今迄の自分が如何に無知であったかを思い知らされたからです。 そんな思いを持ち乍、昔良く食べに行ったお気に入りの店を順に巡って見たのですが、何と殆どの店が「???」の味だったからです。ハッキリ言って蕎麦の味がしなかったのです。こんなものなら、緑の狸の方がずーっと旨い。殆どの店と言いましたが、全部では無かったと云う事で、少し安心した記憶が今も鮮明に残っています。

自称「蕎麦喰い」民族の日本人にしてからがこの体たらくでは、世界の他の蕎麦喰いはどうであろうか?と心配になりました。北米人の大部分は蕎麦とはあまり馴染みのない人々ですから問うだけ無駄ですが、白地であるという事は変な先入観に捉われずに、有りのままを受け取る事が出来るという事ですから、楽しみな展開になる可能性は十分にあると思っています。

蕎麦に限らず、何時でも何処でもあると思っていると、つい無駄にしたり、いい加減に扱ったり考えたりするものであり、そう言う思考態度が現代の諸問題を作っているのだとの思いに至りました。少なくも蕎麦屋をやっている私は、蕎麦が如何に素晴らしいものであるかを、皆様に分かって貰うべく微力でも尽力する義務があると思っております。

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★火曜日の蕎麦夜がもうじき終わります。★

一力レストランは、賃貸契約終了を機に売却閉店の事となり、2020年3月20日を以て 営業を終了致します。従いまして、11年の永きに亘ってご愛顧を戴いていた、毎週火曜日午後5時〜8時半の「蕎麦夜」も3月17日の火曜日が一力での最後の営業となります。
今後どこでどの様にやって行こうかと、一力も蕎麦カナダも現在考慮中です。何か決まったら、このWebsiteにてお知らせしますので、時々チェックして頂ければ幸いです。

尚、蕎麦カナダの「蕎麦夜」以外の蕎麦打ち教室や、蕎麦粉、蕎麦等の営業は、引き続き変わらずに行っておりますので、宜しくお願い致します。

ご予約等は、416-436-7997の飯塚まで日本語でどうぞ。

今使っている蕎麦は、マニトバ州のガーランドと云う人口21人の小さな村で、一世紀以上農業を営んで来たウクライナからの移民のフィック一家が育てたKoma、KotoとMancanと云うカナダの品種と、東北大地震のその日に北海道から持ち帰ったキタワセと言う日本の品種をマニトバで育てたものを主に使っています。Komaは世界初の自家受粉の品種、Kotoは大粒で真っ黒い外皮が印象的。Mancanは、マニトバのManとカナダのCanを繋いで作った、世界的に有名な品種で皆カナダで開発された品種です。キタワセは薄緑の甘皮が美しく甘い香りが立ち上って来て、味、香り、製麺適正等、各方面の調和がとれた、素直で優しく美味しい蕎麦です。
ガーランドは、州都ウイニペッグから北西450kmsにあり、ソバ栽培の北限の地と云われておりますが、西をダック山脈州立公園、南をライディング山国立公園の山に守られた針葉樹林帯にある為、風や雪を遮って北限の割には温暖な農業地帯です。あなたも北の大地で逞しく育った本物の蕎麦を賞味してみませんか?
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